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2015.05.31 田舎の幸福
「こんな田舎に住んだらいいだろうな」
親がそう言ったのは、何年前だっただろう。

一日に何度電車が止まるのかも知れない山の奥。
学校は?買い物は?病気になったら?
猛反対したのは子どものころの次長で、
結果移住することはなく事なきを得た。
まぁ、口から出まかせの冗談だったのかも知れないが、
なぜあの駅で降りたのか、いまだ記憶は謎のままだ。

「こんな田舎に住んでる人はどうしてるんだろうね」
年を経て、車窓に映る同じ町を見て親がこう言ったのには驚いた。

歳を重ねると、人はこんなにも変わるのだ。
世の中も変わるが、人も十分に変われる。
いや、変わらざるを得ないと言った方が正確かも知れない。
田舎で生きるということは、一つの覚悟である。
田舎は、もはや過去を維持されていない。
今どきの言い方だと「持続可能ではない」。

いま、都会人が田舎の良さを片鱗として感じたとしても、
それは観光地としての自然である。
やれコンビニが無い、スマホの電源が確保できないと騒ぐ人間は
都会から出ない方が良い。
そういう人種は、もはや地方都市にもごまんと居る。
だからこの問題は、「都会と地方」という単純なものではない。

「首都圏・地方都市・農漁村」
この首都圏以外を全般「地方」と呼ぶから分かりにくくなる。
本当の田舎とは、「農漁村」という地方だ。

近ごろ天災・人災は、殊に田舎を襲う。
人々は田舎を離れ都市に暮らすと、もう田舎には戻れない。
便利には敵わないのだ。

とは言え、田舎が無いと都会のグルメも成立しないのである。
便利ではない田舎に人を押さえつけるのか、
田舎を便利にして住みやすく変えるのか、

どう考えても後者だと思うのだが、
「大枚はたいて田舎を便利にしてどうするの」という意見が
都会に蔓延るのはなんなのだろう?
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