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停車中のタクシーが、いきなり右斜めへ走り出した。
後続の車はたちまち急停車し、すかさずクラクションが鳴る。
この地方では、よっぽどの事である。

当のタクシーは、ウィンカーなど出していない。
まるで、そんなルールは与り知らぬとばかりに。

タクシードライバーは、見るからに高齢者だった。
近頃この手の、ハッとする事案が多い。
ベテランをとうに過ぎて、危険回避の瞬発力を失った人たち。

歩行者はさらに酷くなる。
彼らは申し合わせたように「片側しか見ない」
前触れも無く、道を渡り出す。
すぐそこの車などどこ吹く風。
ハイブリッド車はあまりに静かすぎて、その存在を知らせない。

停まってくれるのが当たり前、という思い込みはやめた方が良い。
車は急に止まれない、と言うのが昔は共通の合言葉だったが、
こんな的確な言葉を、我々はいつから言わなくなったのか。

立体駐車場もひどい。
他人より、自分の都合が最優先。
後ろに車が連なろうが、いつまでも車幅の微調整。
駐車券を忘れて出られない。
渋滞の先頭にいてパニックを起こす。
前もって準備してから出ようとは思わない。
ただこれを、誰もマナーでは責められない。
加齢特有の症状と言えば、その通り。

見渡せば、世の中は高齢者ばかり。
高齢者が高齢者の面倒を見るのが当たり前の世の中で、
新聞や週刊誌はいつも「認知症特集」
自分もいずれそうなのだろうが、
老いることに前向きでいることは難しい。
いや、自覚がないのだ。

車が無ければ容易には生きられない地方都市で、
免許返納と言えばそれは死活問題。
が、それをカバーするほど高齢者も進化しなければならないだろう。
カードを使って公共交通にも挑戦してみるとか。
ネットがダメでも、コンビニを活用するとか。
都会の高齢者の好奇心は、地方のそれと比較にならないほど強い。

本州の北の端、青森県に初めてセブンイレブンが出来たと聞いて、
なんとなくホッとしたのは「捨て置かれていないんだな」と感じたから。

コンビニが出来て、酒屋やタバコ屋が無くなって、
地域のふれあいが無くなりましたと悲しげに語られたのも今は昔。
どっこいインフラとして、それはセーフティネットとして活き始めている。

社会の進化で、高齢者の在り様も変わってきている。
車、コンビニ、ネット。これ以上の便利が待ち受ける将来、
未来の高齢者にも、新しい文明の利器を使いこなすスキルが求められるのだろうか。

想像もつかない。
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