2008.06.04 ギスギスバス
とある事情で、めったに乗らない「路線バス」に乗った。

車中には、今すぐにでも胃の内容物を噴出しそうなビジネスマンや、
交通弱者なんであろう若者(最近の若者は車を買わない傾向があるらしい)の姿。

次長、この路線は正直明るくないので、
見慣れぬ景色にどこまで行ったらいいものかと不安混じり。

運転は比較的荒く(笑)
急発進・急ブレーキ多数。
真っ直ぐな道路を猛スピードで走ったかと思えば、
対向車線から右折しようとする車にぶつかりそうになって、
クラクションと急ブレーキのダブル攻撃。
この衝撃は、対向車のみならず、我々乗客へのストレスとなった。

そんな中、事件は起きた。

ブザーが押され、停留所に止まると、誰も降りる気配がない。
停車時間、ほんの5秒位だろうか。
誰が見回すでもなく、当たり前に誰かが降りるのだろうと待っていた。
しかし、誰も降りない。
すると・・・

「降りる方、いないんですか? 発車しますよ!」

その後、2秒程度の沈黙。
誰も声を発しない・・・はずが

「もういいんじゃないですか?出てもっ!?」

堪忍袋の緒が切れたような口調で、乗客のオッサンが言い放つ。

さらに次長は、驚くべき運転手の一言を耳にした。

「降りないなら押さないで下さいよ、みんなが迷惑です!」

・・・いや、言いたいことは分かるんだけどさ。
間違って誰かが押したかも知れないし、それでも誰かが降りると踏んだのかも知れないし。
あの空気の中では、「間違えました」なんて到底言えない雰囲気。
あるいは、酔っ払いのおっさんが押したようにも思えるのだが・・・。

何より、ああいう一言によって、どれだけ雰囲気が悪くなるのか。
急いでたのかも知れないし、おっしゃることに間違いはないんだけど、
大勢の客を前に、しかも閉ざされたあの空間でそういう言葉を吐くもんかな・・・?

不特定多数の客に対して、半ば説教でもするように放たれる「迷惑」という言葉の重さ。
確信的に繰り返し押されたのならともかく、
たまたま押されたのであろうその一押しに、ダメ押しする捨て台詞。
なんというか・・・インフラを与ってる民間企業の勘違い発言っていうか。
様々な選択肢の中で選ばれる公共交通とは違う、寡占事業が陥るミス。

あのギスギスした雰囲気が、いまだに心苦しく思える。
こんな風景を見せられるくらいなら、
マイカーやタクシーを使ったほうが余程いい。

もしもあのボタンを押したのが自分だったら、と想像しただけで萎える。
公共交通利用を叫ぶのももっともなのだが、
こうした一つの心がけで、人の意識と言うのは大きく変わるものだ。
サービスとはへりくだる事ではなく、
お互いが快適に暮らせるための雰囲気作りにある。


話はそれるけど、
次長、同じものでも「対応のいい店」でしか買わない。
家から近かろうが、感じの悪いおっさんのいる店では絶対買わない。
だって笑顔がまったくなくて気分悪い・・・。

職人気質の店に、こういう傾向があるが、
作るのが得意な人が売るのも得意、なんてことはあり得ない。
作ってる自信で外に出るのは止めたほうがいいよ、ホント。

余談ながら、
あの車内に流れる独特の節回しもアナウンスも、
たまにだったら旅情に浸れるけど、毎日だったら拷問の一種
贅沢を言うようだが、もっと改善の余地はあると思うよ・・・。


Secret

TrackBackURL
→http://byefornow.blog42.fc2.com/tb.php/164-3018a924