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2015.02.12 不問の青春
「若年層を取り込んでおかないと、将来は先細りだ」
昔から言われているこの言葉に、聊か違和感を覚えている。
いや、俄かにそう思うようになってきた。

幼い頃から親しみ、記憶の奥底に刷り込んでいくことで、
そのまま成長しても子どもはその消費傾向を持続する。
商業におけるそんな「前提」が、
ひょっとしたら今は、崩れているのではないか?

技術は日進月歩である。
あの日あの時、なぜこんなことに障害があったのかと思い馳せれば、
「そこにインターネットが無かった」という事実にぶち当たる。

例えば、旅に出るためには、今以上に手間とお金が掛かった。
宿泊手配も、安売りチケットも、現地の情報収集も、
インターネットという革新的なツールによって市場が活性化し、今に至る。
それが驚異的と感じなくなるに至り、そのことを忘れがちだが、。

往年、コンピュータを学んだ人々にとって、
その知識は今、何の役にも立たないと言っていい。
強いて変わらないもの」と言えば「CPU」ぐらい。
「IT」だって死語の部類、今どきは「ICT」だそうで。

少なくともこの日本で、若年層は減少の一途をたどる。
人手が足りないのに、就職先が無いという不思議な世情。
お金が無い若者は、無気力とか草食とか呼ばれて非難される。

はっきり言って、今どき若者に物を売ろうというのは余力のある人のやること。
その上、企業も商品の回転(と敢えて言わせてもらう)が著しい。
昔からずっと変わらない消費動向って、果たしてあるのだろうか。
手を変え品を変え新製品は出続けるし、年を取れば好みも変わるし、
人のライフスタイルは大きく変化している。
だとすれば、企業が目先の「時間とお金を持つ世代」をターゲットにするのは
ごく自然なことだろう。
JR東日本が打ち出す最近の「大人の休日倶楽部」を見ると、
本当に現実的な計算が得意な人たちなんだな、と感心する。

「年寄りばかり優遇して」と非難されかねないが、
そこは「大人」と言う言葉でやんわりとかわす妙。
何しろ彼らは下手すると「毎日が休日」なので、
「倶楽部」活動には積極的に参加できる。しかも、鉄道会社の閑散期に。
年を取るのも悪くないな、と思える数少ない施策の一つですらある。

さて、若者に旅のチャンスを与えて、将来この顧客層に成り得るか?
たぶん、ならないんだろう。

若者に旅をさせてやって欲しい、とは思う。
早いうちに見聞を広めた方がいいし、若者が訪れる町は見た目だけで活気がある。
ただ、それは鉄道会社の利益とは別のところにある。
リピート率で言ったら、やっぱりお金のある高齢者層を重視するだろう。

旅ができなかった大人たちへ、上質な旅を与えるのであろうこの商品。
思えばその他大勢には、年齢不問の「青春18きっぷ」というのが…
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