上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2015.06.16 逃げ場の科学
ついにと言うか、何と言うか。

平成25年の自殺率(住居地ベース)で、岩手県が全国ワースト1になった。
決して気持ちのいいニュースでは無いので、
話題にも上らない。

「自殺と言えばお隣の秋田県が最悪」と言う思い込み。
似たり寄ったりの状況下、すっかり対岸の火事。
対策は講じているのだろうが、改善の兆しなく。

その理由は日照率だとか、もっともらしく言われてきた。
ところがそれでは説明できないことがたくさんある。
個人的な思いから言えば、その理由はきっと「逃げ場の無さ」

自殺の理由として、「健康問題」が最多と言う。
広大過ぎる県土に、不足する医療機関。
おいそれと通院できる盛岡広域圏と他との差はどうか。
通院にはある程度の時間とお金が必要で、
それを埋められない「貧困」の問題もある。
心の健康も含めての話。

自殺率の高い地域は、「公共交通」が発達していない。
車が運転できなければそこで完結、言い換えれば終了。
自助努力には限界がある。

狭い世界には「人の目」がつきもの。
娘・息子が都会へ出た家族に、田舎は意外に冷たい。
子どもが居るんだから、家族が面倒見るんでしょ、と。
が、都会と結ぶ交通は手薄で、今でも多くが難所越え。
負のスパイラルとは、このことである。

都市部の高齢者は、快活に動く。
電車の乗り換えに頭を使い、そこには無料・廉価のレジャーも多い。
その場にずっといる必要が無い。
何かを背負わされない。
つかの間、日常から逃げ出すことが出来る。

ところが自殺率の高い県は違う。
情報の閉ざされた場所で、テレビだけを見て過ごしている。
そんなイメージ。
自殺防止を訴えるようなテレビCMを一時期大量に見たが、
むしろあれは逆効果ではないのか。

宗教=心の問題、という説もある。
自殺率の低い県を並べると一定の法則がある。
「三重県・徳島県・奈良県・福井県」
ここにあるのは「著名な社寺の存在」
そうした心の支えが自殺を思いとどまらせる、というのも確かに一理あるが…

ただ、ここでは説明できない反論がある。
「徳島以外の四国は比較的高い」
「社寺の数なら圧倒的に京都」

とすると、総合的に「自殺率の低い地域」は
「古くから人と情報の往来が顕著で、
 消費都市と結ぶ公共交通が発達した地域」
というのが次長的見解だ。
結果的に、そうした地域は経済的にも豊か。

だとすると、
根本的な解決を図るのは、もはや医療ではない。
自殺を食い止めるのは、いったい…
Secret

TrackBackURL
→http://byefornow.blog42.fc2.com/tb.php/547-e5109dbf
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。