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「実感」が無い。
40年ほどの時を経て、来年再び岩手県で「国体」が開催される、ということに。

国体に向けて、大きな造成や建設ラッシュが起きていないことも大きい。
開会式などの主会場は、県庁所在都市である盛岡市からは50kmも離れた「北上市」。

だがここでも競技場は新設されるわけでなく、既存の施設を利用するという。
さすがに前回使用の施設では老朽化が際立つから、
盛岡での開催は無理ということなのだろう。
まして国の関与が深い東京のように、改築するような資金もない。

岩手県最大都市の唯一の県営体育館では、
施設のみならず体操器具の老朽化が原因で事故も起きた。
今をときめく体操選手が負傷して、大会そのものが中止となった。
お金で解決できることが、容易に解決できない、
それが国体開催県の現実である。

とはいえ、開幕は盛岡市での「希望郷いわて国体・冬季大会開始式」。
年を明けてから機運も「本格化」するのかも知れないが、
本当に来月の話なのか、と思う。

東日本大震災の頃だった。
岩手は国体などやっている場合なのか、という議論が起きたのは。
被災県として判断を迫られた岩手県は、実施へ舵を切った。
復旧復興待ったなし、人口減少も続く。
結果、今大会には「東日本大震災復興の架け橋」と冠称がつく。

予算も当然限られた中で、主会場たる北上総合公園には、
はるばる東京からボランティアの力を借りて、国立競技場の座席が移設された。
炬火台も、前回の国体で使用した盛岡のものを運ぶのだという。
涙ぐましいばかりの努力である。

かたや、東京オリンピックにまつわる華やかな金額がニュースを踊る。
世界の祭典と国体とでは比べようもないが、
都会と地方、という単純な比較では説明できない格差を思う。
地方間にも、貧富の格差は歴然だからだ。

いまだ現実感を伴わない国体・冬季大会では、
1月27日と31日、盛岡市内に交通規制が敷かれるという。
話題にすら上らない。何より盛岡で開催されるという自覚が多くの市民には無いから。
それを周知するためのお金もないということなのだろう。

それを責めるつもりなどないが、
貧しい県はますます貧しいまま。
国体そのもののように、地方が地方と競うことさえ、厳しい環境になったのだなと思う。
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