2007.03.25 街区表示板
盛岡の繁華街「大通」に、新たに街区表示板が掲げられたという。

全く無知だったのだが、
この大通に「亀楽町通り」「高砂町通り」という通りが存在したのだと言う。
といっても「大通なのに、さらに『〜通り』って何なんだ?」と訝る向きもあるだろうから、説明しておく。

盛岡と言うところは、
いわゆる「ストリート」に対してのみならず、
「街区」に対しても「通り」という言葉を住居表示として用いている。
つまり、「大通り」というメインストリートがありながら、
それに面していない場所も「大通〜丁目」という住所で呼ばれているのだ。
蛇足ながら、ストリートは「大通り」と表記されるが、住居表示は「大通」だ。
(尚更ややこしいか?)

もっとややこしいのは、「中央通り」である。
県庁の前は「中央通り」と呼ばれているが、県庁の住所は「内丸」である。
つまり、中央通りに面しているからといって、必ずしも住所が「中央通〜丁目」ではない。
もっとも、次長が幼い頃は、今で言う「中央通り」は「県庁通り」と呼ばれていたものだが。

ややこしいついでに言うと、
「開運橋通り」は、人によってそのストリートがどれなのか、認識が違う。
「開運橋通り=開運橋から菜園に到る通り」という認識と、
「開運橋通り=開運橋から大通りに到る通り」という認識である。
これも同様、「開運橋通」という住居表示があるが、
曖昧で紛らわしいことこの上ない。

「盛岡駅前北通」となると、もう悲劇である。
「盛岡駅前北通り」というストリートはどれか、と訊かれても答えようがない。
さらにたちの悪いことに、「新町通」という表示があるのだが、
そういう呼び方が市民権を得ているとは到底思えない。
むしろ初耳である。これが「新町通」ならば、
「盛岡駅前北通り」というストリートは、想像上の産物なのか?

「盛岡駅西通」まで来るともはや、言葉もない。
新たに生まれた盛岡駅西口に面しているからそうつけたのだろうが、
そんなストリートは端から無いし、出張族には大変な混乱をきたしていると聞く。

通りの名前だけを言えば、昔「菜園通り」と呼ばれていたストリートは今、
一部の方面から「公園通り」と呼ばれている。
ただ、正式名称が菜園通りだという根拠も無い。

「本町通り」は「本町通〜丁目」を貫いているが、
あまりに通りが長いので、通りを言われても場所の見当が付かない。
それぐらい、盛岡では通りの名前と言うものは曖昧としたものである。

だいぶ寄り道になった。
つまるところ、「大通〜丁目」と呼ばれる街区は碁盤目状になった飲み屋街で、
メインストリート「大通り」と交差する横丁に、
「亀楽町通り」「高砂町通り」という通り名を掲げるというのだ。

その由来についてまでは分からないが、面白い試みだとは思う。
で、その表示はどんなものかと思ったのだが・・・・。

「予想外」である。
でかい。それなのに、目立たない。
早い話が、「電柱看板」である。
残念だが、これでは定着はしないだろう。
しかもそれでも由来があるところを見せようとしたのか、「毛筆楷書体」である。
あの「盛岡駅」の「仰々しいのに立体感のない」新看板を見た思いだ。

確かに予算面や許認可などで、易々と石碑や金属プレートなんかは建てられなかったんだろう。
しかし折角の名案、これでは魅力も半減である。
何とかならなかったのか。
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